いつも会社で金曜日だけ一緒にお昼ごはんを食べている女友達、
というのがいる。
うち二人は一緒のプロジェクトで仕事をしているが、
あとはバラバラで、職場も違うから人間関係のしがらみもない。
彼女らは、それぞれ違う趣味・個性を持っているけれど、
共通点を一言で言うなら、天真爛漫。
皆腹黒くなくておおらかで優しくて面白く、
好きなことをしゃべりにしゃべって、
とっても付き合いやすい。
毎週金曜日のお昼の、面白くてくだらない女の子たちとの会話に、
わたしはものすっごく心癒されていた。

私の職場は男性ばっかりで、自分が女性というだけで随分甘やかされる状況にあり、
もちろんそれは申し訳なくもありがたいことで、職場環境に恵まれているなぁ…
と心から思ってはいるのだ。しかし。
あまりに女性と触れ合う機会がなさ過ぎるのも、
何か髭が生えて毛穴から油が出そうっていうか…
自分の女の部分がどんどん退化して行くような気がして、
ちょっとだけ、息苦しくもあったのだ。
同居人も(夫なのだから当然)男だし、
今の生活では、なかなか女性と接する機会がない。
だから、金曜日のお昼の時間が私にはとても楽しみだった。

お昼仲間のうち同じグループの二人が、
職場の引越しがあって、遠くに行ってしまう。
遠く、といっても同じ敷地内だが、会社がとてもでかくて広いので、
お互いの職場を行き来するにはそれなりに時間がかかる。
というわけで、今日は、二人とお昼を食べるのが、
ひとまず最後だった。
特にそのことを深く考えてはいなかったが、
今日が来てみたら来てみたで、とても寂しい。

男にしか癒されない傷がある、なんてことを恋愛がらみの話で
よく聞くけれども、
女同士のどうでもいいおしゃべりにだって、
頭で考える以上にものすごい癒し効果があるよなぁ。
別に、悩みなんか相談しなくていい。
深刻な話なんかもしなくていい。
女友達とただただのんきな時間を一緒に過ごすのが、
私にとっては一番元気が出ることだよ。

残された二人で、来週からはご飯を食べます。
せっかくの縁だから、また、会いましょう。

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